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竹酢液とは?入浴剤から園芸にまで使える液体の正体!

そもそも竹酢液って何だろう?

竹酢液(ちくさくえき/チクサクエキ)を知っていますか?ひょっとすると「読み方もわからない」という人もいるのではないでしょうか。竹炭(たけすみ)の吸着効果や調湿効果を活かした、消臭剤や除湿シートなどの製品を見かけることが多くなりました。近年改めて竹炭パワーに注目が集まっているようですが、その竹炭を焼くときに派生して出来るのが竹酢液。実は竹炭にも劣らぬポテンシャルを秘めているのです!

竹酢液は、竹炭を焼くときに出る煙(熱分解するときに発生するガス成分と水蒸気)を冷やして採取した液体です。「酢」という漢字が入っている通りお酢のようなツンとした刺激臭と独特の燻臭があり、好き嫌いがハッキリと別れる香りです。主成分の酢酸のほか、ポリフェノールやアルコール、珪酸、酪酸、クレオソールなど、分かっているだけで約300種類以上の有効成分が含まれています。抗菌性や消臭効果に優れ、入浴剤、虫除け、ゴミ等の消臭用、ペットのリンス、園芸用など様々な使い方が出来るのです。ただし、採取する煙の温度やその後の製造方法によって成分や品質が大きく違いますので購入時には注意が必要。特に竹酢液の製造過程では、人体に悪影響のあるタール分を除去する重要な工程があります。そのため、専門の知識を持った信頼できる店舗から購入することが大切なのです。

また、竹酢液と似たものに木酢液(もくさくえき/モクサクエキ)があります。どちらも精製方法は同じですが、竹酢液は竹、木酢液は杉やヒノキ、ナラなどの木を原料にしています。木酢液に比べ竹酢液は蟻酸が多く殺菌力が高い、成分やPH(ペーハー)が安定している、不要なタール分の含有量が少ないとも言われます。


良い竹酢液の条件とは?

竹酢液は、煙の温度が80℃より低いと成分がほとんど含まれず、反対に150℃を越えるとベンゾピレンやクレゾールなどの有害物質が含まれる恐れがあります。そのため入浴剤など人体に使用する竹酢液は、排煙口の温度が80〜150℃の温度帯で採取したものに限られます。また、竹酢液で最も気になるのがタール分。タールとは「乾留液(かんりゅうえき)」や、一般的には「ヤニ」とも呼ばれタバコの煙に含まれる成分として有名です。発がん性物質が含まれていて人体に有害なため取り除かなければなりません。採取した竹酢液をそのまま長期間保存して比重の重いタール分を沈殿させ、安全な竹酢液と分離させるのです。更に竹酢液の安全性にこだわるなら国産・日本製の土窯づくりが理想的。燃料にも自然の材を使うため、有害な不燃物や排気物が混じる恐れが少ないからです。

安心・安全な竹酢液の条件】
・80〜150℃の温度帯で採取したもの
・貯蔵するタンクを変えながら1年以上かけてタール分を除去したもの。
・土窯づくりで燃料や炭材にも気を配ったもの
・国産・日本製のもの


お風呂や化粧水に、使いどころ満載!竹酢液の使用例7つ

・入浴剤に
浴槽(ご家庭用約150Lの場合)に、約30mlの竹酢液が使用量の目安。使用した人からは「湯冷めしにくい」「肌がツルツルする」「かゆみが和らぐ」と言う声があげられます。冷え症の方、アトピーや敏感肌による痒みにお悩みの方、乾燥肌で肌のカサつきが気になる方、肌のデリケートなお年寄りから赤ちゃんにもおすすめです。

・自家製化粧水に
医薬品ではないため効果には個人差がありますが、化粧水として使用する場合は、竹酢液を精製水で約500倍に薄めた状態から使用しはじめ徐々に濃度調節をします。肌を弱酸性に保ち、竹酢液に含まれる酢酸とポリフェノールが新陳代謝を促して、新しい角質細胞をつくりだす働きを活発にすると言われます。

・蚊除け、虫除けに
竹酢液を約10倍程度に希釈して霧吹きに入れれば手作りの虫除けスプレーが出来ます。また、原液を5〜10倍の濃いめに希釈して家の周りや網戸に散布すると、独特の燻したような刺激臭が火を連想させ、虫類や小動物が本能的に寄り付かなくなるという効果も期待できます。

・消臭用に
臭いの原因に30〜100倍程度に希釈した竹酢液を直接スプレーします。竹酢液の主成分である酢酸には発酵臭を抑制する働きがありますので生ゴミ、ペットのフン尿などのニオイ対策にも適しています。

・ペットのリンスに
ペットのリンスとして使う場合、犬や猫が竹酢液特有の香りを嫌がる事がありますので、慣れないうちは500倍程度に希釈して使います。また、傷などがあると竹酢液がしみる事がありますのでご注意ください。毛に艶がでて、消臭効果によって臭いも緩和されます。

・無農薬の家庭菜園やガーデニングに
植物には、害虫対策と用土の活性化の両方の効果が期待できます。竹酢液を約30〜50倍に希釈して葉面に散布するとハダニやアブラムシなどの防虫に有効で、葉の活力が高まるとも言われます。また、土壌に散布すると土の有用な微生物を繁殖させて植物の成長を助けます。ただし、植物・農作物の種類によって効果は異なり、加えて竹酢液は約pH3±0.5の酸性ですので散布のしすぎやアルカリ性肥料との混用には注意が必要です。

・水虫予防に
昔から「炭焼職人には水虫の人はいない」と言われ、民間療法として竹酢液の高い抗菌性は活用されてきました。水虫の予防には竹酢液を入れたお風呂に入ったり、10倍程度に希釈した竹酢液を履物に吹きかけて抗菌をするなどが考えられます。しかし水虫を退治するとなると、竹酢液は薬ではないため一概に効果的とは言えません。ただ、竹酢液に含まれるフェノール系の化合物が水虫の治療に有効との報告もあり、実際「竹酢液を綿棒につけて塗布するとかゆみがやわらぎ日に日に改善した」という声もあります。

水虫退治に使用する場合は皮膚科での相談の上、希釈した竹酢液で患部を洗浄したあとで塗り薬を処方するなど、まずは早期改善を目指す洗浄液としての使い方を試すのが良いでしょう。なお、人体に直接塗布する場合は500倍程度に薄めた状態から、肌の様子を確認しつつ濃度調節をするのが安心です。


この他にも抗菌性を活かした拭き掃除やお洗濯、酢酸を利用したスキンケア、ヘアケアなど様々な生活シーンで竹酢液は活躍します。竹酢液の成分を紐解いていくと、まだまだ新しい使用方法が発見できそうです。竹酢液への探求は尽きることがありません。





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