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竹炭の種類。燃焼温度や焼き方によって変わる性質と用途



竹炭はどれも同じと思っていませんか?

竹炭をいざ購入しようと調べてみると、1kgが1000円未満のものもあれば、3000円以上のものも。「少し高価な方が効く」と思っていると実はもったいないのです!

竹炭には種類があり、どこの産地の竹か、どんな窯を使いどんな方法で焼くか、何度で炭化処理をするのか等で品質や製炭の難易度が変ります。価格に差が生まれるのもそのためです。しかし、高いので効果的、安いので粗悪品というわけではなく、それぞれに得意分野の仕事があります。用途にあった竹炭を選ぶことでコスト面でも無駄なく、それぞれが持つ効果を有効に使う事ができます。




白炭(はくたん、しろずみ)と黒炭(こくたん、くろずみ)

炭はざっくりと「黒炭」と「白炭」に分けられます。二つは火の消し方によって区別され、窯を密閉して空気を断ち、窯内で消火するのが黒炭。対して白炭は、窯の外で消粉という消火剤をかぶせて火を消します。

精錬(ねらし)の炭化温度は炭の性質を左右する重要な違いです。ネラシとは、炭化がほぼ終わる約400℃前後で窯に空気を入れ、炭材から出たガス分を燃焼させて温度を上げる作業のこと。黒炭は通気口となる焚き口を細めて炉内を400〜700℃の比較的低温に保ち、時間をかけてガスを燃焼させます。一方白炭は、反対に焚口を開いて大量の空気を送り込み、ガスを燃焼させて一気に温度を1000度まで上げます。こうすることで熱が炭材の芯までまんべんなく通り、炭化度の均一な竹炭ができます。

白炭を焼くには、炉内温度1000℃以上の熱圧力に耐えられる頑丈な炭焼き窯が必要なうえ、精錬のタイミングや送り込む空気の量をマスターするには時間と経験を要します。そのため、黒炭の方が比較的つくりやすいと考えられ、白炭に比べると価格も手頃です。

しかし黒炭にも、製炭方法によって種類は様々。ドラム缶など炭やき窯を使わない簡易製炭法なら、初心者でも雑炭(ざつすみ)や燻炭(くんたん)など土づくりに適した炭がつくれます。ロータリーキルン窯などの機械窯で焼いた粉炭(ふんたん)は品質が一定で使いやすい。また、専用の炭焼き窯を築窯(ちくよう)し経験を積むと、インテリアとしても十分なほど見た目の美しい竹炭が作れます。黒炭でもよく炭化され不純物の少ない良質黒炭は高品質で、白炭と同じように使える場面もあります。




それぞれの特徴

吸着効果一つをとっても、黒炭と白炭では吸着する物質の特性が違います。400〜700℃の比較的低温で焼かれた竹炭はアンモニアのようなアルカリ性物質をよく吸着し、一方800〜1000℃の高温で焼かれた竹炭は、有害化学物質など酸化物質を吸着するのが得意です。

【黒炭の特徴】
・アンモニアのようなアルカリ性物質をよく吸着
・多孔質で吸着力が高く消臭に適する
・珪酸が豊富

【白炭の特徴】
・有害化学物質など酸化物質をよく吸着する
・炭化度が均一で硬い
・不純物が少なく伝導率がよい
・遠赤外線の量が多い
・マイナスイオンを生成する働きが多い

上記のような特徴から、黒炭の使用が適する場面、白炭の使用が適する場面をそれぞれ解説します。




低温で焼いた黒炭が有効な場面

・トイレ、車内、玄関の消臭、脱臭やペットのニオイ対策に使う

汗や体臭、アンモニア臭などアルカリ性物質の吸着は黒炭の方が得意です。また組織がギュッと締まって硬い白炭よりも、黒炭は多孔質で孔径もバラバラ、内部表面積が広い分、吸着効果が高いと言われます。

・土づくりに使う。家庭菜園、園芸、ガーデニングなど

竹はもともとカリウムと珪酸(ケイ酸)が豊富な植物。この珪酸は、茎や葉を丈夫にし光合成を促進させる効果があります。しかし750℃以上で炭化すると珪酸を含め有効成分が溶け出てしまう事があるのです。そのため、竹炭のケイ酸を余さず使うには400℃くらいの低温で焼かれた雑炭や燻炭などが最適です。

バクテリアなどの微生物を増やし土壌改良や堆肥化促進など、竹炭の多孔質を活かすだけなら燃焼温度にそれほどこだわる必要はありません。しかし、酸性土壌の中和剤としても竹炭を活かしたい場合は、アルカリ性の度合いが高い800℃以上の高温で焼かれた竹炭(約pH 9〜9.5)がより効果的です。




高温で焼いた白炭や、十分炭化した良質黒炭が有効な場面

・水道水の消臭・浄化、炊飯用に使う

高温で焼かれた竹炭は硬質でくずれにくいので水中で使うのに適しています。低温で焼かれた竹炭同様、吸着効果にすぐれ、カルキ臭のもとになる塩素やカビ臭など、水の中の不純物を浄化します。また、遠赤外線の微弱なエネルギーに反応して水の分子集団(クラスター)が小さくなり、水分が物質に浸透しやすくなります。実際に竹炭を入れて炊飯すると、お米に含まれる水の量が約17%も増えます。ふっくらおいしく炊き上がりで、冷えてもムッチリとした触感。竹炭から溶け出たミネラルも水によって深くまで運ばれるので有効に活かすことができます。

・化学物質過敏症対策、シックハウス症候群対策

シックハウス症候群や化学物質過敏症は、建材や塗料、接着剤等から検出されるホルムアルデヒドやトルエンなど、揮発性の化学物質が要因と考えられます。そのような有害化学物質の吸着は白炭の方が得意です。また高温で焼かれた竹炭はマイナスイオンを発生しやすい特性があり、化学物質から派生するプラスイオンを中和し気分をリラックスさせる働きも期待できます。




・食品添加用、竹炭パウダー

700℃以下で焼いた竹炭には、まだタール分が残っていると言われているため、食用に用いる場合は高温で炭化させた竹炭に限られます。また国産・日本製で、原料に使う竹も無農薬のものが安全、安心です。

・ボディケア、美容

竹炭を石鹸やシャンプー、リンスなどスキンケア、ヘアケア製品に配合すると、豊富なミネラル(保湿成分)が肌や髪に潤いを与え保湿をしてくれます。また、遠赤外線を多く放射する白炭なら、水のクラスターを小さくし皮膚や髪の深くまで有効成分を浸透させるはたらきが期待できます。




・お風呂用、入浴用

お風呂用には遠赤外線効果の高い白炭が有効。水のクラスターが小さくなり皮膚感触をやわらげますのでサラ湯でも入りやすいです。竹炭が過熱されることで遠赤外線の波長が短くなり、皮膚に吸収されたときのエネルギーも高く、結果、血行が促進され体の芯までポカポカ温まります。

竹炭を入れるとカルシウムとカリウムが湯のなかに溶け出て、弱アルカリ性になり、アルカリ温泉の入浴気分が味わえます。また、汚れの原因となる有機物が、竹炭の細孔に着生する微生物によって生分解されるため湯垢も少なくなります。




・埋炭用

竹炭を土に埋めて磁場を調整しイヤシロチ(弥盛地)化するには、高温で焼いた白炭か、良質黒炭に限られます。イヤシロチとは、人はもちろん、ペットなどの動物も植物も元気で気分が良く、不思議と癒される場所のこと。白炭は電気抵抗率が低く電気をよく通すため、避雷針が雷を呼び込んで落雷を防ぐのと同じように、電磁波を吸収して逃がしてくれます。




どちらも有効に使える場面

・野菜の鮮度保持や生け花を長持ちさせるのに使う

なぜ竹炭が野菜の鮮度保持や切り花を長持ちさせるのに役立つのかというと、作物から発生し、熟成老化を促進させるエチレンガスを吸着するからです。そのため、冷蔵庫の脱臭を兼ねてガスの吸着をする場合は低温で焼いた竹炭を、花瓶や水槽など水中で用いる場合は崩れにくい高温で焼いた竹炭を使うなど、使用する場所で使い分ければ良いと考えられます。

・住宅床下の敷き炭にして除湿、調湿をする

床下用竹炭には特に炭質の制約はなく、簡易製炭法で焼く雑炭でも調湿炭としては十分通用します。

そこで床下の湿気対策やカビ予防にはコストパフォーマンスを重要視するのが良いでしょう。竹材を粉砕してロータリーキルン窯などで工業的に焼かれた竹炭が、炭化度が均一で使いやすく最も無駄がないのでオススメです。




炭化温度や製炭方法で特性が変わる竹炭。実際に竹炭製品の開発現場では次ような例がありました。

寝たきりの方や加齢臭に悩む方のために、竹炭の消臭力を活かした敷きパッドを開発したときのことです。最初、高温で焼いた竹炭の微粉末で中綿つくったところ四大悪臭と言われるアンモニア、イソ吉草酸、ノネナール、酢酸のうち、アンモニアの減少率のみ22%と低い結果でした。そこで改めて400℃の低温で焼いた竹炭微粉末で中綿を作ってみたのです。すると、結果は大きく改善されてアンモニアの減少率は68%に上がりました。現在販売されている竹炭敷きパッドや枕などの寝具にはあえて低温で焼いた竹炭を使用し、ご使用になったお客様からも「寝室のニオイが改善された」と嬉しいお声も頂いています。

このように目的によって竹炭の種類を使い分けることでより快適で竹炭生活を楽しむことが出来るのです。虎斑竹専門店竹虎では機会窯で焼いた安価な黒炭から、高温で焼かれた最高級竹炭まで、豊富な種類の竹炭が揃えられているのがうれしいところ。自分の用途に最適な竹炭がきっと見つかります。





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